About RCSLA

Message from the Director

本年4月、九州大学シンクロトロン光利用研究センター長を拝命いたしました杉山武晴です。平素より本センターの活動にご理解とご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。

本センターは、佐賀県立九州シンクロトロン光研究センター(SAGA-LS)に設置された九州大学ビームラインの運用を担う全学的な研究支援組織として設立されました。平成20年度に九州大学ビームラインの整備が始まり、平成24年度の学内供用開始以降、XAFSおよびSAXSを中心とする計測基盤の高度化と利用支援を進め、物質・材料科学、エネルギー、環境、食料、医療・健康など、多様な分野の研究水準向上に貢献してまいりました。これまでの利用者の皆様、関係部局、SAGA-LSをはじめとする連携機関のご尽力により、令和6年度にはビームライン維持費を利用収入により賄える水準に到達し、持続的な運用基盤を築くことができました。

現在、本センターには、九州大学の世界を先導するマテリアル研究力と放射光分析を融合し、SAGA-LSを拠点に地域・国内・国際共同研究教育を推進する役割が期待されています。近年は、反応環境を精密に制御したin-situ計測、テンダーX線分析、変調励起XAFS・SAXSなど、九州大学ビームラインならではの先端計測開発を進めており、触媒、機能性高分子、エネルギーデバイス、バイオマテリアルなどの研究に新しい解析の窓を開いています。

令和7年度から開始した概算要求事業では、これまで培ってきたシンクロトロン光分析に、九州大学が強みを有する電子顕微鏡解析を組み合わせ、エネルギー分解能、空間分解能、時間分解能、反応環境制御を兼ね備えた「光・量子ビーム融合解析」の基盤整備を進めます。脱炭素社会の実現に不可欠な触媒反応をはじめ、反応の場で何が起きているのかを多面的に捉え、活性、選択性、耐久性を支配する因子の解明に挑みます。あわせて、脱炭素、環境・食料、医療・健康基礎科学、産学官連携、先端計測の各機能を有機的に結び、学内研究力の強化、国内外の施設との連携、次世代を担うシンクロトロン光人材の育成を一層推進してまいります。

本センターは、利用者とともに成長する開かれた研究基盤であり続けます。先端計測を通じて未知の現象を可視化し、学術の深化と社会課題の解決に貢献できるよう、センター一丸となって取り組んでまいります。今後とも、皆様のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。


九州大学 シンクロトロン光利用研究センター
センター長 杉山 武晴


 

Organization

先端計測部門

URC連携

脱炭素部門

産学官連携部門

環境・食料部門

医療・健康基礎科学部門

専任

テクニカルスタッフ
久保 奈央
(シンクロトロン光利用研究センター)


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